
キャンピングカーの電気はどこからくるのか
こんにちは! キャンピング大分です!
今回は、キャンピングカーにこれから挑戦するよ、という方に向けた記事になります。
皆さんが想像している通り、キャンピングカーには様々な家具や家電が搭載されています。
車の種類や、オーナーの趣味嗜好により、内装は大きく異なります。内装をいじるのもキャンピングカーの醍醐味の一つですね。
オーナーによって内装は左右されますが、共通してよくつけているのは、冷蔵庫や、テレビ、電子レンジ、換気扇などですね。とくに冷蔵庫と電子レンジはよく使うと思います。
では、その電気はいったいどこから来ているのか… 考えたことがありますか?
本日はキャンピングカーの電気のお話です。
キャンピングカーの電気はどこから来ているか
私たちの生活は多くの”電気”によって支えられています。
電子レンジや冷蔵庫、掃除機にエアコン、今これをご覧になっている”パソコン”にももちろん電気は必要です。
キャンピングカーもそれは例外ではありません。多くの電気によって快適な生活ができているのです。
キャンピングカーでは主に”サブバッテリー”と呼ばれるもので、電気を使っています。
キャンピングカーの電気を担っているサブバッテリー
メインバッテリー
車にバッテリーというものがついているのは、なんとなく皆さんも想像がつくでしょう。電気を貯めておいてくれる機械です。
このバッテリーは、主に車のエンジンを始動させるのに使います。その他にも、カーナビを使ったりラジオを聞いたり、ランプをつけたりするのに使います。
このタイプのバッテリーは、瞬間的に多くの電気を送ることができますが、長時間の使用に適していません。オルタネータ(走行充電)で充電できます。
このバッテリーは”スターターバッテリー”と呼びますが、一般的には単に”車のバッテリー”と呼ぶ機会が多いですかね。
キャンピングカーの場合は、次に紹介するサブバッテリーと区別するために、”メインバッテリー”と呼びます。
サブバッテリー

サブバッテリーは主にキャンピングカーで、家電を動かすために使うバッテリーです。エンジンを切った状態でも電化製品が使えるバッテリーで、メインバッテリーと分かれているためサブバッテリーと呼ばれています。
メインと分かれているので、たとえ全部使ってしまったとしても、エンジンを動かすことができます。(全部使い切るのはあまり好ましくないですが…)
通常は鉛蓄電池(鉛ディープサイクルバッテリー)を使用しており、家電を動かす電力を確保するため1個か2個、取り付けスペースの多い車両では4個ほど付けます。
通常であれば2個あれば安心という感じです。
サブバッテリーはメインバッテリーとは違い、一度に多くの電力は送れませんが少量の電力を長時間送るのに適しています。
そして昨今の2次電池の進化は素晴らしいところがあり、リチウム電池を使用したバッテリー(リチウムイオンバッテリー)も登場しています。
リチウム電池とは、身近なところで言うとスマートフォンや、モバイルバッテリーなどに使用される電池のことで、軽くて大容量の使い勝手の良い2次電池です。
しかし値段は一桁もしくは二桁上がるものもあり、多くのユーザーにとってまだまだ手の出せないものになっています。
しかしリチウム電池はそれだけの価値があり、とくにエアコンをサブバッテリーで動かす場合には必須ともいえるアイテムになっています。
キャンピング大分のレンタルキャンピングカーでは、鉛蓄電池のサブバッテリーを2個ずつ搭載しております。通常の使用であれば十分な容量で、走行充電も可能です。
車両によってはソーラー発電機を搭載しているモデルもあります。ご心配であれば、外部充電可能なRVパークや電源設備のあるキャンプ場をオススメします。
インバーター
キャンピングカーの電気を理解する上でもう一つ重要なアイテムがあります。
それがインバーターです!
サブバッテリーはDC12Vという電気で機械を動かしているのですが、キャンピングカーに搭載されているすべての家電がDC12V対応というわけではありません。
※DC=Direct Current 直流
電子レンジや家庭用エアコンなどはご家庭用と同じものの場合がほとんどですので、ご自宅と同じAC100V電源が必要になります。
※AC=Alternating Current 交流
このような時に使用するのがこのインバーターという機械です。
インバーター回路の説明は省きますが、かんたんに説明すると直流を交流つまり、DC12VをAC100Vに変換する機械ということです。
これを使用することで、ご自宅で使用している家電や携帯の充電などが使用でき、快適に過ごすことができるのです!
<ご自身のキャンピングカーにインバーターをつけたい方向け情報>
インバーターには”正弦波(サイン波)”、”疑似正弦波”、”矩形波(方形波)”の3種類の出力波形があります。使用する家電にもよりますが、正弦波のものを取り付ければ間違いないです。
また定格出力(最大出力)もたくさん種類があります。これは使用する家電の多さで変わってきます。使用する家電の合計や、始動電流(※)の合計を足してその出力以上のものを余裕をもって選びましょう。例えば電子レンジを付ける場合は1500Wタイプ以上のものが良いです。
※始動電流(または突入電流)とは…家電や機械をつけた時に一時的に流れる大きな電流のことです。配線遮断器やヒューズ、インバーターを選定するときには、この始動電流を考慮して計算します。
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